お知らせ
NEWS糖尿病は早期発見・早期治療が大切です
テレビなどでもよく耳にする「糖尿病」。
日本では予備軍を含めると成人の約10人に1人が「糖尿病」に該当するため
「国民病」とも言われています。
「糖尿病」とはどんな病気なのでしょうか。
≪糖尿病とは≫
「糖尿病」とはインスリンの働きが不十分になり、
血液中を流れるブドウ糖(血糖)が慢性的に増えてしまう病気です。
「インスリン」は膵臓から分泌されるホルモンで、
血糖を全身の筋肉や細胞に取り込ませてエネルギーとして利用できるようにすることで
血糖の濃度(血糖値)を下げる働きをしています。


「インスリン」の働きが不十分になることで
血液中の糖を取り込む働きが起こりにくくなり、
血糖値が高い状態が続くと「糖尿病」の発症へとつながります。
血糖値が高いまま放置されると血管が傷つき、
将来的に心臓病や失明・腎不全・足の切断といったより重い病気を
引き起こす可能性があります。
≪糖尿病の種類≫
糖尿病はそれが起こる原因によっていくつかの種類に分類されます。
〇1型糖尿病
1型糖尿病は、インスリンを作る膵臓のβ細胞が破壊されてしまい、
インスリンを分泌できなくなってしまう病気です。
インスリンがほとんど分泌されなくなる場合が多く、
生命を維持するために体外から注射でインスリンを補う治療が必須となります。
子供や青年など若い年齢から中高年まで幅広い年代で発症します。
〇2型糖尿病
2型糖尿病は、インスリンが出にくくなる「インスリン分泌低下」と
インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」によって発症します。
遺伝的な影響に加えて、
生活習慣(食生活の乱れ、運動不足、肥満など)が関与して発症すると考えられています。
日本人の糖尿病患者さんの約9割が該当します。
〇妊娠糖尿病
妊娠糖尿病は、娠中に初めてわかったまだ糖尿病には至っていない血糖の上昇をいいます。
妊娠中は絶えず赤ちゃんに栄養を届けるため、
胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなります。
多くの場合、出産後は正常の血糖値に戻りますが、
妊娠糖尿病を経験した方は将来糖尿病になりやすいといわれています。
出産後も定期的な検診と健康的な生活習慣を続けることがとても重要です。
〇その他の糖尿病
糖尿病以外の病気や治療薬の影響で血糖値が上昇し、糖尿病を発症することがあります。
原因を特定し、原因となっている病気の治療や薬剤の中止・変更などを検討し、
適切な治療を行うことが重要です。
≪糖尿病の症状≫


「糖尿病」は初期の段階では自覚症状がほとんどないことが多く、
気づかないうちに進行することがあります。
初期には血糖値が高くなることで次のような症状が現れやすくなります。
・異常なのどの渇き
・尿の回数が増える
・体重が減る
・疲れやすくなる


初期症状に気づかず、さらに高血糖の状態が続くと
体の血管を傷つけ、さまざまな臓器障害を引き起こします。
<受診の目安>
・のどが渇く・水分を多く飲む
・尿の回数が増えた
・体重が減ってきた
・健康診断で血糖値の異常を指摘された
糖尿病では、かなり血糖値が高くなければ症状が現れません。
この他にも気になる症状がある時は、
早めに病院を受診するようにしてください。
≪糖尿病治療と予防≫
糖尿病の治療の基本は、
「食事療法」・「運動療法」・「薬物療法」です。
◎食事療法

糖尿病の食事療法は、バランスの良い「健康食」が基本です。
適正なエネルギー量になるように、
主食・主菜・副菜を組み合わせて栄養バランスの良い食事を摂りましょう。
1日3食を規則正しく摂り、ゆっくり食べることも大切です。
食物繊維を多く含む食品(野菜・海藻・きのこ・豆類)を積極的に摂り、
糖質や脂質の過剰摂取を避けることが推奨されています。
◎運動療法

運動療法は、運動をすることで使われた筋肉が糖や脂肪の利用を促進させるため、
血糖コントロールの改善・インスリン感受性の向上などが期待できます。
週に150分以上の有酸素運動(ウォーキング・ジョギングなど)と、
週に2~3回のレジスタンス運動(筋肉トレーニング)を組み合わせて行うことが
推奨されています。
心臓や肺の病気・高血圧など他の病気がある場合には、
必ず主治医に相談してください。
◎薬物療法

食事療法と運動療法を十分に行っても、血糖コントロールが不十分な場合には
薬物療法が検討されます。
糖尿病の薬物療法は生活習慣改善と組み合わせて行うことが基本であり、
薬を始めた後も食事・運動療法を続けることがとても重要です。
☆糖尿病を予防するために
糖尿病の多くは生活習慣が原因で発症します。
生活を見直すことで糖尿病の予防や進行の抑制を行うことが可能です。
食事は1日3食を規則正しく摂り、主食・主菜・副菜をバランスよく摂りましょう。
よく噛んで、野菜や食物繊維の多いものから食べたることも効果的です。
運動はウォーキングなどの有酸素運動を週に150分以上、筋トレなどで筋肉量を増やすことも
発症予防に役立ちます。
食事の質を改善し、運動習慣を取り入れ、体重やストレスを管理することで、
糖尿病の発症リスクを大幅に減らすことができます。
糖尿病は初期には症状が少ないことがあります。
健診結果を活用し、早めの受診につなげましょう。お気軽にご相談ください☺

宇都宮内科(📞0894-72-3333)
